2007年04月21日

サーカス人生を体験する

 十二月一〇日、第二回目のディクシャが始まった。
 第一のテーマは個人の結論付けのパターンを体験するということだった。第二はそのうえで、誕生時の神との古い契約を破棄し、新しい契約を交わすというテーマだった。
 胎内体験、幼児体験など四つのバスケットが結論付けの源泉であること、そして人は誕生時、神より三分間己の人生の映像を見せられ、納得して(契約を交わして)その通りの人生を送ると、大柄なダーサジーが熱演した。
 ディクシャ前のシャバ・アーサナで、黒いトタンに小さな穴が開いている映像が見えてきた。
 巫山「これは何ですか」
 ダーサジーアガスティヤル「マインドの壁に穴を開けるのが、ディクシャです」
 ディクシャ後、バルコニーの先端に自分がいるのが見える。あっという間にバルコニーの先端が崩れ落ち、危うく難を逃れる。眼下には激流が滔々と流れている。断崖絶壁である。己の今までのサーカス人生を体験させられる。
 「古い契約を破棄し、新しい契約を交わして下さい」
 何の返事も帰って来ない。やがて免状用紙のような黄色の用紙に薄い墨で書かれた生まれるときの証文(契約書)の映像が現れた。だが、その内容は見せてもらえず過去生も出てこなかった。頭部が二度蓮の花のような感じで開きフラッシュした。
 「誕生時の神との古い契約を破棄し、新しい契約を交わす」というディクシャは、今ではアカシック・レコードの書き換えというアイテムで行われており、結構人気を呼んでいる。アカシック・レコードが太陽系の何処にあるのか、金星の軌道上、天王星、地球惑星など諸説入り乱れている。
 「アンマ、バガヴァン、アカシック・レコード(閻魔帳)の在処を教えてください」
  閻魔帳は地球磁場の消失とともに潰えるものなのか、想念層とリンクしているのか、まるで分からない。巫山に宇宙メンタル体が見える能力があればそんなことは瞬時に氷解するが、地上生活を終えてもそんな能力なんぞは付いては来るまい。

posted by 巫山 at 10:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説ディクシャ
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