2007年04月15日

役行者と孫悟空=ハルマーンもやって来た

おん ぎゃくぎゃく えんのうばそく あらんきゃ そーわか

 役君小角伊豆島ニ流サル。初メ小角葛木山ニ住シ呪術ヲ以テ外ニ称サル、従五位下韓国連廣足初メ師ト為ス、後其ノ能ヲ害イ、讒スルニ妖惑ヲ以テス。故ニ遠処ニ配ス、世ノ相伝ニ言ク、小角能ク鬼神ヲ役使シ、水ヲ汲ミ薪ヲ採セ、若シ命ヲ用イザレバ即チ呪ヲ以テ之ヲ縛ス(『続日本紀』)。

 【高次の存在者】が大きく膨らんでまるで湯たんぽが左胸に入っているようだ。、その湯たんぽから巨大な脚が出現し、やがて意識がぐるぐると廻る。意識が上方に持ち上がり、ちょうど天界から下界を眺めているような感覚になり、豆粒のような役行者が下界に現れた。小さな社の横を豆粒のような役行者が歩いていくのが見えた。
 「白山神社かな、いや違うな」
 そんなことを考えている内に巨大な杉並木の参道が現れ、木々の間から役の行者の姿が見えてきた。
 「あっ、鹿島神宮か」
 その御容(かんばせ)を拝見しようとしたが、まるで分からない。なんせ御容(かんばせ)そのものが見えないのだ。そうこうしているうちに場面は暗転し、孫悟空が雲に乗ってやって来て胸中にすうーと入った。
 「何故、孫悟空なのか」、選定せざる客であり、予期せざる客であった。
 「『西遊記』か、次は沙悟浄が来るのか」
 巫山は一抹の不安に襲われた。もっと皆のように最高位、マイトレーヤとかブッダを選定しておけばよかった、とマインドが頭の中を疾風の如く駆け抜ける。
  寒くなってきたので、シャツを一枚はおり、再びシャバアーサナに入ったが、別段新たな映像は現れず、またも寝入ってしまった。目を覚ますと、巨大な足の裏が左胸中に横たわり、また左胸が湯たんぽみたいに大きくなっている。
 孫悟空=ハルマーンがやって来たからなのか、役行者が少し拗ねているように思われた。もっと彼らと対話をしなければならない、巫山はそう思い込んだ。
 薬師仏にもう一度丸薬をいただこうと意識を研ぎ澄ましたが、丸薬は現れずそのうちまたまた寝入ってしまった。
 十二月二十三日午後、いつものグループミーティングが始まった。左胸に入っていた二つの白く光る物体が、大きくなって胸いっぱいに広がった。臍には大きな丸薬が一つある。
  巫山「孫悟空=ハルマーンが勝手にやって来たのですが」
 ダーサジー「あなたは自宅に不意のお客さんが訪れたとき、追い払いますか。『どうぞお上がりなさってお茶でもいかがですか、と言うでしょう』それと同じです」
 「孫悟空=ハルマーンはお猿さんではなく、ガネーシャが象であるように凄いパワーを持った神様です」
  巫山はダーサジーアガスティヤルにまたも助けられた。
 身体が薄くなっている感じがする。せっかく透入された【高次の存在者方】がハートからすっかりいなくなっていた。
 アンマとバガヴァンも影が薄くなっている。
 「どうしよう、最初からやり直しか」
 またどーっと落ち込んでしまった。
 「急いでもう一度胸中に入れなければ」
 焦る心を抑えながら、ふうっとひと呼吸して心を静謐に保ち、シュリムルティを胸において【高次の存在者方】がもう一度胸中に入ってくるように、ひたすらアンマとバガヴァンにお願いした。
 やっと寝入ったのは夜中の二時すぎであった。
 翌朝、彼らは元通りの姿で胸に戻っていた。アンマとバガヴァンもいる。
 やれやれ一安心だ。ふうっと安堵の息が漏れる。助かったのだ。
 ダーサジー「あなたの癖です」。

posted by 巫山 at 10:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説ディクシャ
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