2011年09月11日

かくも長き夜の果てに

柩の列島を担ぎて

君は何処へ行くのか

かくも長き夜の果てに


宮古のイビに

五体を折りて祈る

 褥する満蒙の高粱畑

機銃掃射の音なく

空ただ蒼く
さらさらと
頭(かぶり)を振る

地下水が赤々と燃える

メルトアウトの日々
日輪は沈み 
鴉の啼き声なく
陰風が棺衣の裾を捲る

熱い夏の日

咽喉がひとつ

またひとつと

掻き斬られてゆく
かくも長き夜の果てに
 
posted by 巫山 at 00:39| ディクシャ日記